内容も非常に良作だった「ウルトラマンZ」ですが、作品発表時に伝えられた主題歌アーティスト「遠藤正明さん」起用にも歓喜しておりました!最終話まで息切れしないパワフルな楽曲「ご唱和ください!我の名を!」は何度もリピートしています。力強さが目立つ楽曲ですが、歌詞もすごくいいんですよ!今回はその歌詞に注目して語りたいと思います。
※以下解釈についてあくまでも私見です
正義感と覚悟の中に見え隠れする迷い
1番の歌詞(Aメロ部分と思います)にこんなフレーズがあります
一番大事なモノいったい何だい?
この命と引き換えにでも守ってやるぜっ!
誰のためにこの力はあるんだい?
本当の優しさの意味を探している
前半2行では守りたいモノを喚起させ、その愛情と正義感に突き進む覚悟が見えますが後半2行においては、突き進む自分に「今のままでいいのか?」「このやり方で自分の守りたいモノは守れているのか?」という問いが発生しています。勢いだけでなく、立ち止まり振り返る。そんな現実世界でも実行することの難しい行動も、ヒーローが故に求められることなのだと感じました。
≪要注目≫力の在り方。ネット社会を生きる我々にこそ問われている!
2番のAメロの歌詞を見ていきたいと思います。
最後に立ちはだかる相手は誰だ?
正義の心振りかざして牙を剥くヤツ!
最強の力を手に入れたモノは
何処へ向かい誰と戦うの?教えて
これ、現代の私たちに問いかけられてるような気がしてなりません。私は最強の力というものをSNSに置き換えることが出来ると感じたのです。昨今、SNS等で○○警察(又はその類)っていますよね?自分の正義の心を振りかざして、むやみやたらに牙を剥く(攻撃する)人たちが。この人たちは何処へ向かい誰と戦っているのでしょうか?流行りのウイルスを例にしますが、悪いのはウイルスです。自ら感染したい人など一人もいないはずです。SNS等では望まぬ感染をした人を責めるような行為が一部にありますが、このような状況では最後に立ちはだかる相手は誰なのでしょう?ウイルス?人間?・・・今やインターネットやSNSは私たちにとって最強の力となっていることを感じます。こんな時代だからこそ、力の使い方を振り返るべきなのではないでしょうか。
自分の心とも戦う!だからヒーローソングは素晴らしい!
一部飛躍した受け止め方があったかもしれませんが、ウルトラマンや仮面ライダー、MARVELヒーローでも常に自問自答を繰り返しながら、与えられた力を使っているのではないでしょうか。約3分37秒の曲中で、熱く 激しい気持ちを沸かせ、時に立ち止まり 優しさは力 と振り返る。これこそtheヒーローソング!みなさまもご唱和ください!彼の名を!ウルトラマンZ!!
コメント